こんばんは。まことです。
先に言っておきますが、書評でもなんでもありません。
以前留年した話を書き終わりました。
大学に行けなくなって一度心折れてから、立ち直る過程は本当に戦いでした。
この挫折で今まで築き上げてきたすべての自信は崩壊していました。
自分はダメ人間だと心底思いこんでいて、まわりのみんながすごい人に見えました。
だからこの時期の僕のテーマは「成長」でした。
毎日いかに向上するか、日々成長、日々成長、
そればかり考えていました。
自分の成長が、なにを差し置いても優先事項でした。
そのため、とても自分に厳しかったように思います。
甘えては成長はない。
言い換えると自分が成り上がっていくことにしか興味がありませんでしたね。
人のために頑張るとかいう人を見ると、馬鹿じゃねーのと本当に思っていました。
そのおかげか、いろいろ頑張ることが出来ました。
1年生の教科書を一からきちんと読み込み、大学での勉強をやりきりました。
あれだけ好きだった麻雀もやめて勉強時間を確保。
大学卒業という目標を達成できました。
研究室に入っても頑張りました。
英語の学会も、英語で論文を自分で書くことも、特許を出願することも、
まわりは全然やりたがらなかったけど、
それらの経験が自分の糧になるのは明らかだったので進んで手を上げました。
そのために研究も頑張りました。
広い世界の知見を得ようと本を読みました。
それまで麻雀しかやってこず、本当に狭い世界の事しか見えてなかったので焦っていました。
本を読むことによって余計に知らないことだらけな事がわかって焦り、
また本を読むという循環でした。
なにか大きなことにチャレンジしたいと思い、フルマラソンに挑戦しました。
ちょうど体力的な衰えを感じていた時期だったのでそれに抗いたかったというのもあります。
練習も本番も凄まじいほどに自分との戦いでしたが、やりきり、完走しました。
とにかく「自分のためになるか」が行動基準で、やると決めたらきちんとやりきっていました。
しばらくはそういう状態が続きました。
そこから大学院に合格し、大学を卒業し、就活で内定を頂いたころのことです。
これらの成功体験を通し、あれだけなかった自信が復活してきたんですよね。
自信がつくとどうなったかというと、自分に甘い面がよくでるようになりました。
そこまで頑張らなくても大丈夫、って具合に。
その瞬間楽しけりゃいーじゃんと思い、甘えた行動をすることが増えました。
自分に厳しいというのがアイデンティティみたいなものだったのに。
「走ろうと思ってたけどまぁいっか。飲みに行こ。
今日くらい大丈夫だ。」
「その瞬間楽しいのが大事」というのは、
それはそれでいい考え方だと思うんですが、
その結果甘えすぎてしまう自分を、どうやら自分で許せないようです。
あれだけ日々向上と思っていて、
「昨日の自分より成長したこと」というのを毎日日記につけていたくらいなのに、
特に最近、漠然と毎日を過ごしてしまっている気がします。
毎日毎日なにかの能力が向上している実感のあったあの頃だったのに、
近頃はいろんなものが退化している気がします。
本を読む機会が減りました。
自己啓発系は似たようなことばかり書いてあるし、
詳しくない分野の本は「どうせ忘れてしまうし」と食指が伸びません。
マラソンも、思いついたように走ることはありますが、
一度サボるとどんどんしんどくなってまた走らなくなる、の繰り返し。
仕事も。
新しい世界に入ったのだから新しい知識を得られるのは当然です。
でもこの中に自分から能動的に取りに行った知識がどれだけあっただろう。
麻雀も成長が停滞気味な気がします。良くて現状維持。
新しい知識を取り入れることを「しんどい」と感じる事があります。
最悪ですね。
で最近気づいたのですが、とにかく行動の量が減りましたね。
自分に甘えた結果起こることは「行動の減少」でした。
今日はしんどいし走らなくてもいいかな。
本読むの面倒だから今日はいいかな。
めんどくさいから、しんどいから、やらない。
「やってない」ってところに僕の成長がとまっている原因があるようです。
やってたことをやらなくなったから気持ちが悪いんですね。
昔はなんだかんだしっかり行動していました。
行動は経験を生み、経験は成長につながります。
走ればいいんです。
麻雀も打てばいい。
仕事も自分から動けばいい。
行動は質より量が大事だと思います。
量が質をつくる。
麻雀だってそうでした。やっている奴が強いんです。
だから僕は負けない自信がありました。
わかっているはずなのに、いやわかっているからこそ、
「いっぱいやんなきゃいけない」の嫌だなって気になってしんどいんですよね。
そんなこと言ってる間にやれよって話です。
やります。
気付いたのでとりあえずブログに書いて行動宣言。
とりあえず走って麻雀します。
ではごきげんよう!