こんにちは、ともみです。
東北輪行1日目の記事に引き続き、2日目の様子を記していきます。
綺麗な風景写真を楽しみながら、読んでもらえると嬉しいです!
2日目の移動ルート
2日目は岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」付近から、リアス式海岸を走って宮城県気仙沼市へ入り、登米市の「道の駅 林林館」付近まで進みました。
晴れ渡る青空の中、2日目がスタートです!
岩手県陸前高田市
2日目の朝は岩手県陸前高田市で迎えました。
朝日を浴びるテントと自転車。
朝食は、温めたイワシの缶詰をおかずに、最近購入したガソリンストーブで炊いたご飯でエネルギーを摂取します!
野宿した近くには漁港があり、漁師さんがいきいきと働いてらっしゃいました。
青い海、青い空を満喫つしつつ、いざ出発です!
リアス式海岸
2日目は、リアス式海岸を走りました。
リアス式海岸は左右にも上下にもジグザグしている道。。。
つまり、アップダウンの連続です。
昨日の疲れも残っており、上り坂はすごくきつい。。
でも、高い地点から見る海の様子はとても美しかったです!
この景色にパワーをもらいながら、心地よく走ることができました。
宮城県気仙沼市
走行しているうちにすぐに県境がやってきました。
岩手県陸前高田市を後にして、宮城県気仙沼市に突入します。
気仙沼市に入っても相変わらず続く、リアス式海岸の道。
「リアス式海岸は上り下りが辛かったな」「リアス式海岸ってこういう構造してたんだな」と自転車で走ることでその地の特徴を肌で学ぶことができます。
きっと忘れないでしょう、リアス式海岸のこと。
東北の地でよく目にしたもの
東京にいたら見ることのない、東北の地でよく目にしたものをここでご紹介します。
まずはこの看板、「過去の津波浸水区間」を表示したものです。
道路の色んな所に掲げられており、何度も目にしました。
「こんなに高度の高いところに、こんなに海から離れたところに津波は来たのか」、何度もそんなことを思いました。
想定外のことが起こってしまった東日本大震災。
今後は、こういった看板による呼びかけによって、想定外でないことを学んでいくことが大事なんだと思いました。
続いて、山道でよく見かけたこの箱。
「砂箱」というようで、雪が降って路面が凍ったときの滑り止めのための砂が入っています。
誰でも利用していいそうで、場所によっては駅周りにも置いてあるそうです。
気仙沼唐桑線
気仙沼市中心部に向かうために、出発から2時間、15kmほど走ったところで、県道26号線「気仙沼唐桑線」に入りました。
この道は、なんと山。。。傾斜は最大で5%もあるとのこと。
山のそばを流れる川の音を聞きながらぐいぐい登っていきます!
前の日の疲れもあり、大半を自転車を押して歩きました。
自転車に乗っていてもなかなか前に進まないし、無駄な体力を使うだけだと、潔く決断しました。笑
話しながら歩いているとあっとゆうまに頂上です!
「つらいつらい」と言いながら歩き続けるより、楽しい話をしながら歩くことで気が紛れます!
登ったご褒美は、もちろん下り道!
この下りはすごくすごく楽しかった!!
ヘアピンカーブは多いし、ずっと下りっぱなしだし、車の交通量は少ないし!
いや~~ほんと一瞬で儚いですが、下り道は最高です!!
気仙沼市中心部
山を下ると気仙沼市中心部に到着です。
気仙沼市も陸前高田市と同様に、津波の被害にあった街です。
工事中の道や震災後に建てられたであろう新しいマンションが多く見られました。
こちらは気仙沼市で見た防波堤です。
防波堤の中心に穴が空いており、向こう側の海が見えます。潮の香りを感じられます。
開放的な防波堤は、街の雰囲気を明るくしているようにも感じます。
津波が来た際は津波から守ってくれる、そして普段の生活に影響の少ない、そんな防波堤でした。
工事中のバリケードとなっているこのおにぎりのゆるキャラ「むすび丸」。
気仙沼市で獲れた魚介やお土産を購入できる「海の市」へ行きました。
この子も宮城県のゆるキャラ「ホヤぼーや」。
「ホヤ」というのはこちら。
ホヤって何?と調べてみると、魚でも貝でもないそうな。じゃあなに!?
気になりながら結局一度も食べられなかったホヤ。食べたかったな~
海の市で購入した笹かまぼこや牛タンは夜のおつまみに、メヌケの粕漬けは翌日の朝ごはんとなりました!
その後も、三陸の海を見ながら、前に進んでいきます!
お昼前には温泉「気仙沼ほっこり湯」に立ち寄りました。
広いリラックススペースもあって居心地が良かったです。
長居したかったけど、私たちは進まねばならぬ!ということで、お風呂だけさっと入りました。
気持ちよかった〜〜🎵
昼食は「めん丸 気仙沼」の『ネギ味噌ラーメン』をいただきました。
辛いネギが刺激的でおいしかった!
エネルギー補給して、まだまだ進んでいきます!
このあとは三陸海岸を離れ、内陸に進んでいくため、記念に三陸の海とパシャリ。
三陸の海は美しい。この自転車旅で感じたことです。
三陸に住む人達に、この海を好きでいてもらいたい、この美しさを守ってもらいたい、そんなことを勝手に感じていました。
宮城県登米市
海岸沿いを離れ、宮城県登米市へつながる、国道346号線を走っていきます。
風は自転車の天敵
この日はめっぽう風が強かった。
手作りペットボトル風車も全開で回るほどです。
自転車で走っていると、辛くて心が折れそうなくらいでした。
山に入ると海辺より風が止むのではないか!そんなことを考えながら、漕ぎ続けていまがそんなに甘いものではありませんでした。。
山に入っても風は弱くなりません。
むしろ、向かい風が吹き続けています。
天気予報を見ると、東北全体がすごい風の強い日だったみたい。
気仙沼市で風速6m/sとか。辛かったな~~
体も痛くなってくるので体操しながら進みます。
風が強いと思ったら、次に待ち構えていたのは坂道でした。。。
この日最大の傾斜7%。
これまでにも何度も、山を登れば下り坂がある、下り坂は自転車にとってご褒美だ、そんなことを言ってきました。
しかし、違いました。
向かい風が吹いている場合、いくら下り坂といえどスピードは出ず、ご褒美でもなんでもない、前へ進むためにはペダルを漕がなくてはならなかったのです。
向かい風なんて大嫌いだ~~~!
そんなこんなで登米市に突入です。
登米市に入ると、そばを「二股川」が流れるようになりました。
菜の花ロード
勝手に私が名付けた「菜の花ロード」。
一面に菜の花が敷き詰められていました。
風の強い中でも、さすがにテンションが上ります!
それも一箇所でなく、ずっと咲き続けています。
本当に向かい風の中走ってきたご褒美だと感じました。
菜の花ロードを抜けた「道の駅 林林館」周辺でこの日は野宿しました。
向かい風の中、よく頑張った!
晩酌は海の市で購入した笹かまぼこと牛タンです!
なんてリッチなのでしょう♪大変美味しかったです★
2日目もお疲れ様でした。
まとめ
輪行2日目は岩手県陸前高田市から宮城県気仙沼市、登米市まで進み、走行距離は70kmでした。
青空の下、自転車を漕ぐのは楽しいな、下り道は楽しいなと実感できた1日でした。
一方で、自転車にとって辛い状況は、上り坂だけでなく、向かい風もなんだということを知りました。
まだまだ自転車に関して、新しい発見は多くありそうです。
もっともっと自転車や輪行について知っていきたいと思います。
東北輪行3日目はこちら↓↓