こんにちは、ともみです。
東北輪行も1日目(岩手県一ノ関市~陸前高田市)、2日目(~宮城県気仙沼市~登米市)と進んできましたが、今回は輪行最終日の3日目です。
最終目的地の松島まで、ぐいぐい漕いで行きますよ~~。
きれいな景色を堪能できる東北の自転車旅の様子をぜひお楽しみください!
3日目の移動ルート
3日目は宮城県登米市から南下し石巻市を経て、松島市へ向かうルートです。
東北輪行の最終日、思い残すことなく東北を堪能してきました!
宮城県登米市
3日目は宮城県登米市の「道の駅 林林館」周辺にある、「二股川」に架かる「吉田歩道橋」で、朝食をとることからスタート。
朝食は昨日「海の市」で購入した「メヌケの粕漬け」と「白米」です。
大自然の中での調理はテンションが上がります!
まずは、白米を炊いていきます。
ここでメモ!ご飯の炊き方「簡単5ステップ」!
①お米を洗う
②お米を20分以上水に浸す(朝食にする場合は前の日の晩からつけてもOK)
③分量の水を入れる(1合あたり220ml/8oz)
④蓋をした状態で沸騰させる
⑤沸騰したら超弱火で20分加熱する ※絶対に絶対に途中で蓋を開けない!
一方、こちらではメヌケを焼いていきます。
メヌケは東北ではよく食べられる、タイの代わりになるような魚です。
海の深い位置に住んでいるメヌケは、水揚げされたときの急激な水圧の変化により、目が飛び出ることから「抜け目」と名付けられたといいます。
粕漬けされた部分をしっかりと拭き取って、メヌケを皮面から焼きます!
いい匂いがする~~!ドキドキ!
じっくり弱火で裏表3分程度焼きましょう。
完成!
お米ふっくら、メヌケはぷりぷり!
美味しすぎました!!
自炊して美味しいご飯が食べれるこの幸せ!アウトドア最高ですね。
北上川
エネルギー補給したところで、自転車旅再開です!
この日の午前中はひたすら、北上川のそばを走り石巻市へ向かっていきます。
青空の中、朝の清々しい空気を浴びながら川沿いを走る、、気持ちいことこの上ないです!
アップダウンもなく、心地よく走ることができました。
走りやすい道・心地の良い空気・美しい風景が堪能できる北上川!
大好きになりました!
北上川沿いを走ること1時間、国道342号線に入りました。
相変わらず北上川の近くを走行しています。
気持ちよすぎるよ~~
宮城県石巻市
そうこうしているうちに、宮城県石巻市に突入しました。
国道45号線をひたすら走ります。
ずっと横を走ってきた北上川とも、石巻市の中心部に入る前にお別れです。
ゆったり流れる北上川に癒されました♪本当にありがとう~~!
石巻市にある道の駅「上品の郷」に足湯があったので休憩していきました。
足湯しながら飲むスムージーは激うまでした♪
昼食は石巻市の「友福丸」にて。
1時間ほど並び選んだのは、海鮮丼!!
ほんとにすべてがぷりぷりしていて、ほっぺがとろけ落ちそうでした♪
まことさんは天丼!!
塩で食べてもタレで食べてもおいしい天丼!
揚げても海老や魚のぷりぷり感は健在ですね!
震災の影響を大きく受けた石巻市
ここでは石巻市で見たものを記録しておきます。
この地は津波の影響で、1.1m浸水した実績があるという場所です。
海からもだいぶ離れたところだったので、本当に驚きました。
続いて、石巻市で見た防波堤です。
比較的低めの防波堤だなという印象を受けました。
そして防波堤の近くにある看板にはこのように記されていました。
津波のレベルにはL1、L2というものがあり、東日本大震災の津波は津波の規模の大きいL2だった。
しかし震災後、石巻市は防波堤を「L1に耐えられる」という基準で作った。
「L2がもしもう一度来たらどうするのか」「L2には耐えられないじゃないか」という意見に対しては、市民の避難訓練の強化で対策するということ。
ではなぜ石巻市はL2レベルの津波を防ぐ防波堤を作らなかったのか。
その理由は以下の2つ。
・大きな防波堤を作るのに莫大な費用がかかる
・景観が悪くなったり漁師の仕事の邪魔になったりと生活環境に影響を及ぼす
防波堤に関して、輪行する中で様々なことを考えてきましたが、石巻市のこの考えにはすごく共感することができました。
普段の生活に大きな支障のない環境で、災害に対して常に意識を高めておくことが重要なのではないか、私はそう考えます。
宮城県松島市
石巻市を後にし、25km先にある日本三景の一つ「松島」へ向かいました。
この日の最終目標は、日が落ちるまでに松島の景色が見える温泉に入ることでした。
時間に間に合うかギリギリのライン、私たちは「激チャ」で漕ぎ続けました。
一番苦しかったのが鳴瀬川を超えてからの、ラスト7kmでした。
アップダウンの連続のリアス式海岸が現れたからです。
つらい上り坂のときに後ろからまことさんが「がんばれ」というのに対して、「待って!待って!」という私。
「がんばれ」が「早くいけ」に何故か変換され、プレッシャーを感じていたのでしょう。
温かい励ましに対して、なんという暴言。笑
二人が頑張ったかいもあり、時間内に温泉までたどり着くことができました!
松島が一望できる温泉
私たちが入ることにしたのは「ホテル絶景の館」。
昼過ぎから21:00まで開いている日帰り温泉です。
料金も800円とお手頃で、何より露天風呂から見える絶景が半端ないんです!
赤く長い「福浦橋」もきれいに見えます♪
これぞ自転車を漕いで、頑張ったご褒美。そんな眺めでした。
松尾芭蕉が「松島や ああ松島や 松島や」と詠んだのもわかる!そんなことを感じていました。
ありがとう、松島。
気になる「ホテル絶景の館」からの松島の景色は、ぜひHPから確認してみてください!!
温泉でほっこりした後は、晩酌をして眠りにつきました。お疲れ様~~!
翌朝
運のいいことに、松島が一望できる景色のきれいな公園「手樽海浜公園」を見つけました!「福浦橋」も見ることができます!
景色のいい、この場所で記念撮影★
松島と自転車。自転車もよく頑張ってくれました。
セルフタイマーで撮影。
Take2!
自転車に乗って撮影することに。失敗①
失敗②ピン写としては最高。
Take3で成功。笑
まとめ
3日間東北を自転車旅行してきて、すごく楽しかったです。
自転車で世界一周を果たすためにはまだまだ体力が必要なこと、知識が必要なことを改めて実感しました。
一日に無理しすぎず、ペース配分を考えることの重要さも感じました。
そして、東北は自然の美しい場所でした。
青々とした田畑の緑や山々、キラキラ光る三陸海岸、色んな部分に東北の良さを感じました。
そして出会う人みんなが優しかった。
何度も素敵な笑顔を見ることができました。
また東日本大震災について、自分が全く知らないということを痛感しました。
今回心に感じたことを忘れず、様々なことを考えることをやめないでいたいです。
いろんなことを感じさせてくれる、学ばせてくれる東北輪行に行って本当に良かった!
ぜひ興味を持った皆様も、東北の地を自転車で駆け抜けてみてください。
私たちも今回は岩手・宮城しか行けなかったので、次は他の県も行きたいと意気込んでおります!
それでは、次の輪行レポートでまたお会いしましょう~~!
東北輪行記事のおまけ。車で行く東北旅の記事はこちら↓↓