めおとつーりんぐ

自転車世界一周を目指す「まこと」と「ともみ」の夫婦ブログ

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「お疲れ」と口にし始めた瞬間から人生は狂い始めた

 


こんばんは、まことです。
いきなりですが、みなさん想像してみてください。

 今日は仕事帰りに同期と飲み会。
退社して同期と会ったとき、みなさんなんて言いますか?

 

おう。お疲れ。
じゃないですか? 僕もそう言います。

 

今日はそんな「お疲れ」に関して。

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先日ふと思ったんですよ。
この「お疲れ」って言葉をあいさつ代わりに使い始めた瞬間から、
なにも考えず楽しかった子供時代は終わりかけてたんだなって

 

思い出してみてください。小学生の頃、夏休み。
友達と偶然会いました。

 

「お疲れ」
って言いますか?

 言わないですよね。

 

「よっ○○じゃん!」
とか
「なにしてんのー?」
とか
「××の家一緒に行こうぜー!」
ってなるんじゃないでしょうか?

 

「お疲れ」なんて上辺だけの言葉じゃなく、
ただ純粋に、一緒に楽しいことをしたいと思う気持ち、その人に会えた喜び、好奇心を表現するんじゃないでしょうか。

 


「お疲れ」って最初に周りが使い始めたのは高校生の頃でした。
なぜだかはっきり覚えています。

 

大人びたグループって学年にいるじゃないですか。
OBの大学生と仲良いような人たち。

 そいつらが、いつだか急に、体育祭の準備とかで会うたびに、
「お疲れーライス」
とか言ってくるようになりました。

 

そのときはまだカレーライスとかけてふざけてましたけど、
その言葉に対してずっと思ってました。

 

(いや別に疲れてねーけどな…。)


楽しいことばっかりしてたから、別に疲れたなんて思っていないんですよね。
むしろ急にすれ違っただけの人に、労いの言葉をかけられることに違和感しかありませんでした。

 いや疲れてねーよ、今会ったばかりのお前がおれの何を知ってるんだよ、と。

でもこの違和感は次第に消えていきます。

 


大学生に入っていつの間にか自分もお疲れと言うようになっていました
さらに、本当に疲れていることが増えてきました。

 会社に入り、さらに疲れは増しました。
今では、"心の底から"「お疲れー!」っていいながら同期とビールを飲んでいます。

 

飲み会で上司とグラスを合わせるときも、
「お疲れ様です」

 

なんて便利な言葉なんでしょうか。
お疲れ。オツカレ。

 そりゃもう人間関係が円滑に進みます。

なくてはならない言葉ですね。

 

でもそういう表面的な気遣いが必要な関係じゃないんです。
僕が求めているのは。

 

「お疲れ」が必要なくらい馴染みのない人に会う機会があるってことは
それだけ外から刺激を受けられるってことだから、大人としてはよいことなのかもしれないけど、
それでも僕は昔の方がよかったと思う。

 

「お疲れ」なんて言葉が必要なかった少年時代に帰りたいと思う。

「お疲れ」ってまわりが使い始めた時から、自分が口にし始めた時から、楽しかった少年時代は終わりかけてたんですね。

 

「お疲れ」を言わなくて済む環境を手に入れるところから目指してみてもいいのかもしれない、
なんて、今日食堂で同期に「お疲れ」って言ったときに思ったのでした。

 


おしまい