めおとつーりんぐ

自転車世界一周を目指す「まこと」と「ともみ」の夫婦ブログ

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馬には乗ってみよ人には添うてみよ

 

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こんばんは。まことです。

表題の言葉、ご存知ですか?

僕は最近知ったのですが、常日頃から思っていることを上手いこと表してくれていてとても嬉しい気持ちになりました。

 

この言葉の意味は、

「自分でやってみなきゃ何事もわかんないよ!」です。

僕がいつも本当に大切にしていること。


僕が世界中で最も嫌いな人間は、「やらずに否定する人」です。


なんでもかんでも「えー、私はいいや」と否定から入り、それをやっている集団を横目に見て「あれはちょっとないよねぇ」 と意味も根拠もなくディスる


最高にダサいと思います。


これだけ世の中のあちこちで「変化は重要」「現状維持は退化だ」 と叫ばれているにも関わらず、ただ"居心地の良さ" だけを求めてどんどん心が腐っていく人たち。


こんな風には絶対になりたくない。
だから必ず何事も一回は自分の手で体験するようにしています。

 


「自分で一回やってみる」のメリットは「一次情報」 が得られることです。


一次情報とは、自分の五感で直接経験した情報のこと。
二次情報とは、他人(本やメディア含む) から見聞きした情報のこと。


一次情報と二次情報では、 その理解度に相当の差があると思います。


こう思うようになったのは、大学院での研究の場での経験から。
「"自分が行っている研究に関してだけ"言えば、 教授陣より自分の方が深く理解している」
と感じたのです。


教授という生き物はその専門分野のプロフェッショナルです。 化け物です。
凄まじい知識量と経験値を持ち、 大抵の現象はさっと解釈を出すことが出来ます。


ですがそんな教授たちを差し置いて、実際に手を動かしている自分だからこそ出せたアイデアや蓄積されたノウハウがたくさんあることに気づきました。


この経験を通し、一次情報って尊いなと身をもって感じました。
(二次情報(僕の報告)の質が低いだけでは? というツッコミは勘弁してください(笑))

 


また、僕はどうしても新しいものを否定する(= 自分の世界を狭める)という行為が人生の生き方的に損をしているように感じてしまいます。


これはきっと、 大学時代に麻雀ばかりしていたことが一因なのだと思います。


時間が無限にも思えるほどの大学生という期間。
ビジネスを始めてみたり、英語を勉強して留学したり、 アルバイトを何個もやったり、サークルに打ち込んだり、 女友達いっぱいの華の学生生活を送ったり。
なんだってできたはず。


なのに僕は、麻雀"しか"してこなかったのです。
毎日毎日同じ空間へいき、 毎日毎日同じことを繰り返していました。


もちろんその中でいろいろ試し、 小さな変化はたくさんありました。


ひとつのものを突き詰めていく過程でいろんな経験ができ新しい考え方が生まれました。大学生活というなんでもできる時期だからこそ、 ここまでひとつのことを詰めたやつってなかなかいないんじゃないかと思います。
この経験は自分の武器のひとつ。


でも結局は『麻雀』という小さな枠の中での出来事。
僕はそれ以外の世界を全然知らないわけです。


僕は最終的に、麻雀で生きていく道を選ばなかった。
留年して、麻雀から一時離れ、自分を俯瞰して見つめたときに、やっぱり死ぬまでにいろいろやってから死にたいなと、そう思ったのです。


『麻雀』という一つの世界だけでいいや
なんて覚悟がつくほど、僕は他の世界のことを知りませんでした。

だから今は、たくさんの『他の世界』を知りたい。

 


最後に、今の目標は自転車世界一周なのですがこの動機を。


僕はかなり自己肯定感の小さい人間で、すごく悲観的に「なんで自分は自分なんだ」 と思うことがあります。


明るく強く生きている人達を見て本当にうらやましく思います。悩みなんてないんだろうな、いい気なもんだ、なんて僻みます。


でもこれじゃダメだと自分を律して、「自分の人生なんだから自分でよくしていかなきゃ」 と思い直します。


僕は自分の人生を肯定したい。
自分の人生を、自分を、好きになりたい。


生まれてきてよかった。
そう思いたい。


そんな事を考えていると「自分てなんだ」 という疑問にぶち当たります。


たまたまこのだだっ広い宇宙の、たまたまこの地球という惑星の、たまたまこの年代に、たまたま日本人の、たまたま"僕"として生まれた存在。


「あれ?僕は自分が生まれたこの世界のことを、 地球のことを全然知らないな。」
そう思いました。


自分のことを全然わかってないんじゃ、自分のことを肯定しようがありません。


この世界にはどんな人がいてどんな生活をしていて、 どんなものがあるんだろうか。
そういうものを自転車世界一周を通して一次情報として得たい。


そうやってできる限り深くこの世界を理解して、「な~んだ、おれって良いトコロに生まれたんじゃん。素敵じゃん」と自分の人生を肯定したいんです。

 

だからこれからも、馬には乗ってみよ人には添うてみよの精神でいろいろやっていきます。

 

おしまい