こんばんは。まことです。
ようやく最近晴れが続くようになりましたね。今日は天気の話について。
オープニングアウト:雨が嫌いな理由
最近の晴れ続きは雨が大嫌いな僕にとっては嬉しい限りです。本題に入る前に、雨が嫌いな理由を少し。いくつもあるんですが大きなものは、
①頭が痛くなる
②傘を持ち歩くのが嫌い
③傘をさすのが下手
の3つです。
まず①。
昔から雨が降ると頭が痛くなります。最初は気分が沈むからかなと思っていたのですが、どうも毎回痛い。良いことあった日でも痛い。
これは昔のバイト先の人に「気圧のせいだ」って言われました。ふむ確かに雨が降るってことが気圧が低いってことだな、正しそうだ、ってところでこの話は納得しています。気圧のせいとか対処法なくて嫌になりますよね。
②について。
傘を持ち歩くのが嫌いです。というかそもそも何かを持ち歩くことが嫌いという話なのですが。どれだけ雨が降りそうでも家を出る瞬間に降ってなければ傘を持って出かけません。予報が90%越えない限り大体手ぶらです。
意外と雨って降らないですよ。持って出かけて降らなかったらものすごい損した気になるじゃないですか。それだけは嫌。
まぁおかげで家にはビニール傘がたまっていくんですけどね。
最後に③について。
傘をさすのが致命的に下手です。小学生から成長率ゼロ。どうやってもうまくなりません。みんななんであんなに濡れないんですか?風の向きとか自分の体の範囲とかいろいろ考えながら試行錯誤してみましたよ。傘のサイズも大きいの買うようにしましたよ。
でもなんでですか?同じ距離歩いたときに僕だけ著しくビショビショなのは。
「天気の話」の話
さて本題に戻りましょう。今日は「天気の話」の話。
「天気の話」は"話題がないときの話題"
「天気の話」って万能な雑談ネタだっていうじゃないですか。みんなの共通の話題だとか、話すことがないときに重宝するとか言われて。で実際のところ使う機会ってまぁまぁ多いですよね。
そういう時いつも思うんですよね、「おれ天気の話しちゃってんなー」って。
だって「天気の話」が"話題がないときの話題"だっていうのはもう周知の事実ですよね。嫌って程言われてます。
それなのに「天気の話」をしている。
「天気の話」に込められたメッセージ
「天気の話」をしているということは、ふたりの間でよっぽど話すことがなかったんでしょう。これは確定です。そしてこの「天気の話」には2つのメッセージが込められています。「話すことがない」と「あなたと話したい」という2つです。
「話したい」相手なのに「話すことない」って伝えてるわけですよ。ちょっと可笑しいと思いませんか?
「天気の話」をするには、ふたりがこの2つのメッセージに合意しなければいけません。つまりお互いがお互いのことを「話したい」相手なのに「話すことがない」と認識していなければ「天気の話」は成り立たないわけです。
「話したく」なければ、そもそも"なんだ天気の話なんかしてきやがってつまんない奴だな"となります。
「話すことがある」ならば、天気なんて不毛な話をやめてもっと距離を縮められる話題に切り替えます。
「天気の話」が行われるときには、
「私はあなたといい関係を築いておきたいんです。でも話すことがないんです。困りました。あなたはどういうお気持ちですか?」
「私の方こそ懇意にしていただきたい。しかしこちらにも話題がありません。どうぞ天気の話を続けましょう。」
みたいなキャッチボールが行われているわけです。面白いですよね。「天気の話」で盛り上がるという事は、「仲良くなったふりをしましょう」っていう内容の契約書にお互いがサインしている状態なんですね。
「天気の話」をする僕
なので自分が「天気の話」を口にした時、僕はまず、"あっおれってこの人と仲良くなりたいんだ"ってことに気付きます。その時点で頑張ってる自分が少し面白くなります。
次に、仲良くなりたいのは本心なのかビジネスライクな気持ちなのかどっちなんだろう、みたいな思考が止まらなくなって本格的に可笑しくなってきます。
それで話が盛り上がったりなんかしちゃうと、"相手はおれと話したいと思ってんのかな?"とか"なんのために?"とか"1ミリもしたいと思ってねぇだろこの会話"とか、会話が進む度にこの会話が含む意味みたいなのを考えてしまい、もう奇妙というか滑稽で笑いが止まりません。
最後に
というわけで「天気の話」が苦手なのです。もうお互いの心の内が気になって、天気どころかなにも入ってこなくなります。あまり「天気の話」をしなきゃいけない状況になりたくないなぁと思いながら日々生きています。
今度「天気の話」をする機会があったら思い出してみてください。
今日はこの辺で。おやすみなさい。